【産学連携】プラズマグリーン農業研究で世界をリードする九州大学と共同研究を開始します
農業と園芸のイノベーションカンパニーwelzo(本社:福岡県福岡市博多区/代表取締役社長 金尾佳文)と、プラズマアグリ研究で世界をリードする九州大学プラズマナノ界面工学センター(センター長:白谷正治教授、キャンパス:福岡市西区元岡)は、持続可能な農業への新しいアプローチとして、プラズマグリーン農業研究の社会実装に向けた共同研究を開始しました。この共同研究は、プラズマ技術を活用して農業生産性を向上させる取り組みです。
九州大学とwelzoは、空気中の窒素を利用した新しい肥料の製造技術である「プラズマグリーン農業研究」を活用し、CO₂排出の少ない持続可能な農業の実現を目指します。世界的な人口増加に伴い、肥料原料の不足が予想される中、この技術は持続可能な農業の未来を切り拓く画期的なものとなります。また、1年以内にPoCとして実用化を目指し、今後農業における窒素の国内自給率を劇的に高める可能性があります。
プラズマグリーン農業共同研究内容 ● 研究内容:プラズマグリーン農業研究の社会実装に向けた共同研究 ● 目標:化石燃料に依存しない肥料や培土、およびそれらを製造する機械装置の開発 ● 期間:令和6年4月1日~ ● 実施場所:welzo研究農場(福岡県福岡市西区今津)※新たにハウスを建設
2022年より、welzoと九州大学は、少子高齢化による農業従事者の減少や安定的な食糧の確保などの課題解決に向けて、労働力の軽減と安定的な供給を可能にするスマート農業の共同研究として、「キュウリの自動栽培システム」の開発を進めています。
日本の農業は、高齢化、後継者不足やそれに伴う耕作放棄地の増加や経営問題、また効率的な生産と農産物の安定供給、価格変動などさまざまな課題があります。この二つの共同研究が、社会課題解決に向けた一助となり、持続可能な農業の発展と地域社会の活性化に寄与すべく活動してまいります。