農家さんが儲かる仕組みを作りたい

阿部さんゼロイチカンパニーは、農産物の流通・生産のプロデュースと共に、人と人の繋がりを大切にしながら生産者と販売者をつなぎ、良い商品なのに販路がない・売りたいのに良い商品が見つからないといった流通のハードルを解消し、生産者・販売者の想いと共に魅力あふれる商品を消費者へ届けるお手伝いをしています。具体的には、国内生産者や中国・韓国・東南アジアなどの海外から野菜や切り花などを仕入れ、東京、大阪、福岡の出荷拠点で規格に合わせてパッケージ化し、外食チェーンやスーパーマーケットなどに卸しています。

権藤さんwelzoのAGRICULTURE Dept（肥料・農業資材販売部門）では、国内メーカーや海外協力メーカーが製造する肥料や資材の販売、OEMによる自社製品の卸売を行なっています。九州内7つの営業所で、生産者のみなさんとのコミュニケーションを大切にした営業活動に注力。「誰よりも早く・深く、生産農家さんの声を聞き、具体化した商品づくり」をモットーとして、現場での課題解決を目的に関連会社とも連携しオンリーワン商品の開発も行なっています。長年培ってきたノウハウと経験を活かし、肥料・農業資材のプロフェッショナルとして、収量の拡大のみならず環境に配慮した安心安全の農業もサポートしています。

阿部さんwelzoさんが肥料や資材を販売している生産者さんから菊やバラ、観葉植物などを仕入れて九州や中国地方の小売店に販売しています。

権藤さんまず始めたのが、当社が資材販売をしている鹿児島県枕崎市の花農家さんとの取り組みでしたね。 農家さんからは、販路拡大の負担が軽減できたことと、生産状況に合わせた出荷が可能になったことで生産に集中できるため大変喜んでもらっています。特に、昨年、一昨年の新型コロナが拡大して市場が厳しい状況にある中でも数量を落とすことなく出荷することができたそうです。

阿部さんその菊農家さんからは、現在も週に3回納品していただいています。その時の状況により入荷量（10～13ケース／週・約12,000本）は異なりますので、販売先とコミュニケーションをとり需給バランスを調整しながら、出荷対応をしています。

【菊農家さん　桑原さんからの声】もともとwelzoさんから資材を購入していましたが、ゼロイチカンパニーさんをご紹介いただき、これまで花市場へ出荷しているものを、安定した数・単価で契約させていただくことにしました。 定期的な出荷については、思い通りに青果物ができるわけではないので不安な部分もありましたが、一番よかったことは需要と供給に合わせて対応していただける安定性です。お互いにコミュニケーションをとりつつ、納得できる関係づくりのために、welzo・ゼロイチカンパニーさん含めて説明会を実施していただいたのも、ありがたかったです！今後も、取り組みを増やしていけたらうれしいです。

阿部さんこの取り組みとは違うんですが、昨年、welzoさんの展示会に当社の商品を出展させていただいたのですが、様々なメーカーが出展され、様々な業種の方々が来場されている姿を拝見しました。当社は、生産者と小売店を繋ぐ橋渡しをしておりますが、もっともっといろんな取り組みができる可能性を感じました。

阿部さん当社としては、仕事を楽しみながら発展させていき、身近な人や仲間と一緒に豊かさを実感していける会社でありたいと思っています。また、農家さんの衰退に当社がどう手を差し伸べられるかを考えていきたいですね。生産者である農家さんに喜んでいただける形を作って、welzoさんと一緒に日本の食を支える農業を盛り上げていきたいです。

権藤さんこれまで、私たちは農家さんへの農業資材の販売のみであったところに、阿部さんと一緒に取り組むことで、資材販売先である農家さんの青果物についてや、販売までの流通を作ることができました。これをさらに発展させ、様々な作物での出口戦略をゼロイチカンパニーさん、農家さんと協力しながら築いていくことで、関係する農家さんの収入拡大に取り組んでいきたいと考えています。本当の意味で、農業の1から100までのトータルコーディネートできるサービスを目指していきたいです。