プレスリリース

【産学連携】高知大学 IoP共創センターとwelzoは、植物栽培における生理生態情報の定量的可視化に関する共同研究をスタートします

 農園芸のイノベーションカンパニーwelzo(本社:福岡県福岡市博多区/代表取締役社長 金尾佳文)と、農学とデータサイエンス等との異分野融合による新たな学術「地域情報共創学」を先導する高知大学 IoP※1共創センター(センター長:北野雅治特任教授/所在地:高知県南国市物部)は、持続可能な農業への新しいアプローチとして、植物栽培における生理生態情報の定量的可視化に関する共同研究を開始しました。  この共同研究は、導き出した生理生態情報を基に、農業に役立つ支援情報として提供することで農業生産性を向上させることを目的としています。 ※1)IoPとは、作物生産を決定づける光合成や成長など生理生態情報を「見える化」して、生理生態情報に基づく合理的な営農支援情報として「使える化」を行い、それらの情報を産地で「共有化」する仕組みです。

【共同研究概要】 研究主題/植物栽培における生理生態情報の定量的可視化に関する共同研究 研究内容/IoPで開発されたモニタリング機材を用いてキュウリ等栽培における施設内外の環境情報及び植物生体を観察し、高知大学の光合成に関する学理を活用して解析を行う。 実施場所/welzo研究農場(福岡県福岡市西区今津) 共同研究に求める成果/IoPのモニタリング機材と高知大学の光合成に関する学理を活用し、高い生産性と再現性をもったキュウリ等の養液土耕栽培を確立する。

 「植物生理生体情報」は、一般的に植物の生理学や生体情報を指します。具体的には、植物がどのように成長し、栄養を摂取し、外部の環境変化に対応するか、その生命活動に関する情報となります。例えば、光合成や呼吸、水分の吸収などがその中に含まれます。

測定中の様子(welzo研究農場にて)
測定中の様子(welzo研究農場にて)

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welzo研究農場(福岡県福岡市西区今津)
welzo研究農場(福岡県福岡市西区今津)

 現在日本の農業は、高齢化、後継者不足やそれに伴う耕作放棄地の増加や経営問題、また効率的な生産と農産物の安定供給、価格変動など様々な問題を抱えています。welzo研究農場が行う先進技術研究が、社会課題解決に向けた一助となり、持続可能な農業の発展と地域社会の活性化に寄与したいと考えています。

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